つなぎ融資ってなんですか?2019.6.11
ローンの一種と思ってください。
通常住宅ローンは担保となる家が完成してから融資が行われます。
建売と呼ばれる既に完成している建物を購入する場合は
引き渡しのタイミングで融資を実行してもらい
購入代金を支払えばよいので問題はありませんが
注文住宅を建てる場合は建築費用を「分割」で支払うことになります。
金額は住宅会社によって異なりますが
一般的に
・着工時
・上棟時
・完成時
の3回に分けて契約金額の3分の1ずつお支払いする場合が多い様です。
例えば建物代金が2100万円の場合
「着工時」「上棟時」にそれぞれ700万円ずつ、
計1400万円を建築期間中に支払わなければなりませんが
住宅ローンの融資は完成時まで実行することはできません。
ではその1400万円の支払いはどうやって行うのか?
これだけの金額を自己資金で支払えるという方は
ほとんどいらっしゃいません。
そこで登場するのが『つなぎ融資』です。
『つなぎ融資』を利用すれば着工時や上棟時に必要な
中間金を一時的に用立てることができます。
つなぎ融資の借り入れは建物が完成し
住宅ローンが実行されたらその融資金で返済するので
あくまで「つなぎ」として利用するかたちです。
(このつなぎ融資は土地購入の段階から利用可能です)
このつなぎ融資を利用する際は
別途利息や手数料、印紙代などが発生しますのでご注意ください。
またつなぎ融資の利用中は利息の支払いのみが発生し
元金の支払いはありませんが、
つなぎ融資の利息は住宅ローンと比較して利率が高い場合が多く
建築期間中、毎月数千円~数万円の支払いが発生するので
事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
アレッタで定期開催している家づくりセミナーでは
さらに詳しく『つなぎ融資』や『住宅ローン』について
ご説明させていただいております。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
【例】
土地1200万円・建物2100万円で購入した場合
●土地購入時…1200万円のつなぎ融資
↓
(1200万円分の利息支払い:月々数千円~数万円)
↓
●着工時…700万円のつなぎ融資
↓
(1900万円分の利息支払い:月々数万円)
↓
●上棟時…700万円のつなぎ融資
↓
(2600万円分の利息支払い:月々数万円)
↓
●完成…住宅ローンの融資実行され、つなぎ融資分は返済。